いけばな山月

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創立1972年(昭和47年)6月15日
本部静岡県熱海市
海外拠点欧米、アジア、南米など約30か国

花による天国化

岡田茂吉開祖は、「いかなる場所にも花があるようになれば、人々の心を癒すうえで大きな効果がある」と述べ、昭和24年(1949年)、花による社会の天国化を提唱。すべての家庭に花を飾ることを奨励し、生活の中に花を取り入れることの重要性を説きました。

また、花の栽培も奨励し、自らも庭で花づくりをするとともに、四季折々に室内に花を生けることを無上の楽しみにしていました。

自然の美を生かす

開祖の生け花に対する姿勢は、「花のもつ自然を生かし、表現する」という言葉に象徴されます。その心を、次のような言葉で表しています。

「スッと切ってスッと挿(さ)すとじつにいい」
「できるだけ自然のままに生ける」
「あまりいじると花が死んでしまう」
「花のもつ個性を生かして生ける」

また、調和の心を大切にし、床や置物、掛け物、花器などにぴったり合うことが大切であるとも説いています。つまり開祖の生け花は、できるだけ花のもつ自然の美を生かし、周囲との調和の美を求めたものでした。

いけばな山月は、開祖の自然尊重の精神に従い、花を愛する心を花の姿に託して、人心の浄化、社会の美化に貢献しようとするものです。